鎌倉 あじさい紀行 ⑦ 浄智寺 [寺社仏閣]

東慶寺から歩くこと5分、鎌倉五山の第四位の浄智寺があります。

浄智寺(じょうちじ)は、神奈川県鎌倉市山ノ内にある禅宗の寺院。臨済宗円覚寺派に属する。山号を金峰山(きんぽうざん)と称する。本尊は阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒如来の三世仏で、それぞれ過去・現在・未来を象徴する。境内は「浄智寺境内」として国の史跡に指定されている。

東慶寺の東、建長寺の西南の谷戸に位置し、参道は砂岩の一種である鎌倉石で舗装されています。
重層一間一戸の三門は、上層が鐘楼を兼ねている珍しい形式のもので、花頭窓をあしらった中国風の意匠が特徴。
この門をくぐったところに、本尊の三世仏を安置する曇華殿(仏殿)があります。
境内は樹木が豊かで起伏に富み、鎌倉江ノ島七福神の一である布袋の石像をまつる洞窟もある。本堂の裏の墓地には、澁澤龍彦の墓がある。澁澤龍彦の本名は龍雄であるが、墓には龍彦と刻まれている。
境内入り口にある湧き水は鎌倉十井のひとつ「甘露の井」である。また、寺の裏山からは源氏山に抜けられる。
寺域は全山が1966年(昭和41年)2月28日、国の史跡に指定されました。

そんな境内をご紹介します。

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この写真の階段、時代劇でもちょくちょく使用されます。近年では映画【武士の一分】のロケ地になりました。その先にあるのが

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【山門】
2階部分に鐘楼を設けているので【鐘楼門】もしくは【鐘門】とも言います。
ちなみに【山門】は【三門】とも呼ばれます。三門は空門・無相門・無願門の三境地を経て仏国土に至る門、三解脱門を表すとされています。

では、その先にある仏殿へと参りましょう。

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【仏殿:曇華殿】
仏殿である曇華殿(どんげでん)に安置される本尊・三世仏坐像。阿弥陀・釈迦・弥勒の三如来は、それぞれ過去・現在・未来の三世を表す。
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ちなみに、仏教経典によれば、弥勒は菩薩(修行者)として兜率天(とそつてん)で修行中なので、京都太秦・広隆寺の像のように菩薩として彫られることが多い。浄智寺の三世仏の弥勒は、悟りを開いた弥勒如来の姿で彫られているが、これは釈迦の入滅後、56億7千万年後の遙か未来に地上に現れて、衆生を救済するお姿ということになる。

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こちらの布袋様が江の島七福神の布袋様になります。

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紫陽花は入口と境内脇の参道に咲いていましたが、シーズンも終わっていた感じでしたね。

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次回は鎌倉駅よりほど近い場所にある寺院をご紹介します。今回の寺院紹介をそれが最後になります。


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