【初秋木曽路の旅】 ~ 奈良井宿編 5 大宝寺、長泉禅寺他 [寺社仏閣]

奈良井宿も今回が最終回。
他にもご紹介したい場所を何箇所かごUPします。
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【大宝寺】
臨済宗妙心寺派 広伝山
およそ400年前の天正10年に建立された寺で、江戸時代に現在の本堂が建てられ寺名を「広寺山 大宝寺」とした。信州・木曽霊場・七福神めぐりの寺でもあり、知恵と寿命を与える神−寿老人の霊場寺としても有名です。
境内には、キリシタン禁制の江戸時代に抱かれた子供も、膝も頭部も破壊され、わずかに胸の十字架だけが残っている有名なマリア地蔵尊があります。また、裏庭は享保年間につくられた嵯峨流の庭園です。毎年6月頃に咲くツツジと、秋の紅葉は見事な眺めとなります。是非、訪れてみてください。
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【郵便局】
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【上問屋資料館:国指定重要文化財指定】

 上問屋資料館は古文書・陶器・漆器など400点余りの諸道具を展示しており、国の重要文化財に指定されています。昔宿駅には幕府の役人や諸大名・その他の旅行者用のために、幕府の定めた一定数の伝馬(てんま・宿駅用の馬)と歩行役(人足)とを定備しておき、旅行者の需に応じていました。これを宿駅制度(宿場・伝馬制度)といいます。木曽11宿には1宿につき25人の歩行役と25疋の伝馬を用意していたといいます。
 この伝馬と歩行役を管理運用していたのが「問屋(といや)」です。問屋の下には数人の年寄役があって、問屋を補佐していました。奈良井宿の上問屋は慶長年間(1602年)から明治維新までのおよそ270年間継続して問屋を務めました。時には庄屋を兼務することもあったようです。その永い間に残された古文書や日常生活に使用した諸道具等を展示したのがこの資料館です。往時を偲ぶよすがとなれば幸いです。

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【鎮神社】
ここの境内は良かったですよ。

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【SL】
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【木曽の大橋】
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【JR奈良井駅】

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【長泉禅寺】
 3代将軍家光より宇治採茶使が制度化され、御茶壷道中(寛永10年)が始まった。
 茶道頭以下「公儀の11茶壷、西の丸2壷」中山道、甲州街道と経て江戸に向かう。
 元禄2年の記録に依ると5月26日須原、5月27日奈良井宿長泉寺に宿泊とある。毎年の茶壷は必ず奈良井宿長泉寺に宿泊していたと当寺の記録にある。尚、当寺には拝領の茶壷が残されている。

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他の寺院はちょいと生活観が出過ぎていたので、今回はUPしません。
国指定の重要な町並み、重要文化財指定の建造物、お寺、神社、草木花、SL、大橋、食文化、工芸、本当に見所が満載の奈良井宿でした。

明日はこの奈良井宿の枝郷、木曽平沢をご紹介します。



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