夏の京都 16 宝塔寺 [寺社仏閣]

萬福寺から京都駅まで自転車で帰っている途中に見かけた寺院でした。
予定では入っていなかったのですが、文化財の保有している寺院ではあったので、立ち寄る事とに。
ではではご紹介していきましょう。

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【四脚門:国重要文化財】
室町時代に建立。

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【山門】

宝塔寺は京都府京都市伏見区にある日蓮宗の寺院で、山号は深草山。旧本山は、大本山妙顕寺。奠師法縁。
日像が京都の七口(京都に入る7つの街道の入口)に建立した題目石塔の1つを日像の廟所に祀ったことによります。
平安時代に藤原基経の発願により創建され源氏物語にも言及される極楽寺が前身でした。

そして、本堂になります。
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【本堂:国重要文化財】
慶長13年(1608年)建立されたもので、入母屋造、本瓦葺き。
桁行七間、梁間五間。釈迦如来像、十界曼荼羅のほか、日蓮と日像の像を安置しています。

藤原基経が発願した極楽寺が宝塔寺の前身とされている。極楽寺は基経の没後、嫡子の藤原時平により899年(昌泰2年)建立されたもので、『源氏物語』「藤裏葉」帖に寺名が言及されている。
鎌倉時代末期、京都で布教にあたっていた日像は当時の極楽寺の住持・良桂と法論を行ったと言われています。
良桂は日像に帰依し、真言律宗寺院であった極楽寺は延慶年間(1308 - 1311年)日蓮宗に改宗しました。
興国3年/康永元年(1342年)日像は妙顕寺で入寂、遺言により当寺において荼毘に付されました。
寺は1467年(応仁元年)応仁の乱で焼失後、長らく再建されなかったのですが、1590年(天正18年)8世日銀が伽藍を再建しました。

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【多宝塔:国重要文化財】
室町時代に建立されたもので、京都市内の多宝塔では最古のものとさてれいます。行基葺という非常に珍しい瓦屋根が特徴的です。
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【奈良の元興寺:l国宝】(※2014年1月4日撮影)
上記のように、2月にご紹介した寺院の中では奈良の寺院で世界文化遺産にも登録されている【元興寺】でも見られます。
これを見れただけでも十分価値はありますね。

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この階段を登って行くと、他にも以下のようなものがあるらしいのですが時間もなかったので断念。

昭宣堂 - 昭和16年(1941年)建立。前身寺院極楽寺の開祖藤原基経(昭宣公)の宝篋印塔を安置する。
七面堂 - 寛文6年(1666年)に勧請された七面天女を祀る。
日像廟 - 日像は興国3年/康永元年(1342年)日像は妙顕寺で入寂し、当寺に葬られた。題目笠塔婆を安置する。
三十番神堂
千仏堂

今年の年末年始も一応、伏見、宇治、大原を含め、滋賀県を6日間かけて巡りますので、その時に機会があれば(^^)

一応、ここまでが夏の京都の旅1日目になります。明日から2日目になります。
明日以降はこれまた有名な寺院などが続きますが、ご紹介する寺院は以下の場所になります。

妙心寺【国宝、重文】
平野神社【重文】
北野天満宮【国宝、重文、世界文化遺産登録】
上賀茂神社【国宝、重文、世界文化遺産登録】
二条城【国宝、重文、世界文化遺産登録】
西本願寺【国宝、重文、世界文化遺産登録】
鞍馬寺【国宝、重文、史跡】
曼殊院(門跡)【国宝、重文】
円通寺【重文、名勝】
修学院離宮
永観堂禅林寺【国宝、重文】
貴船神社
興正寺
南禅寺【国宝、重文】

後半も見所満載なんで長いですがお付き合いくださると幸いです(^^)


次回は、興正寺から始まります。


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