夏の京都 13 萬福寺 2 [寺社仏閣]

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【天王殿:国重要文化財】
寛文8年(1668年)の建立で一重入母屋造。
本堂の手前にこのような堂を置くのは中国式の伽藍配置で、日本では非常に珍しい配置になります。
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内部には弥勒菩薩の化身とされる布袋像を安置されています。この像は日本で著名な半跏思惟形の弥勒菩薩像とは全く異なり、太鼓腹の布袋像として表されている。
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【持国天】【増長天】【多聞天】【広目天】
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【韋駄天像】
他に堂内左右に四天王像、布袋像の背後に韋駄天像を安置しています。
これらの像は来日していた明の仏師・范道生の作で、いずれも中国風の様式で造られているのも見所。

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【鐘楼:国重要文化財】
2階建てで、階上に梵鐘を吊る。鐘楼前には偈(げ)の書かれた巡照板が下げられています。
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【鼓楼:国重要文化財】
鐘楼と対称位置に建ち、階上に太鼓を安置している日本では珍しい建造物です。
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【壽塔:国重要文化財】
詳細不明。
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【東回廊:国重要文化財】
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【中和庭】
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【鐘楼】

どうでしょう、本当に重要文化財が満載なんです。日本の歴史を紐解く上で非常に重要な建造物が31棟もあるのですから、見所も満載なはずです。ただ公開していない建造物等も多くありますけど、次回はこの寺院の真髄に入っていきます。



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