山梨観光 20 雲峰寺 [寺社仏閣]

大菩薩嶺から下って来るとあるのがこの寺院になります。
雲峰寺は、山梨県甲州市塩山上荻原にある寺院で、臨済宗妙心寺派の寺院。
本尊は十一面観音像(裂石観音)。山号は裂石山。

ではご紹介していきます。
さいしょから風情のある石段が続きます。
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その途中に多くの石仏が並んでいますが、その中でも
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この2体は愛らしい石仏でした。
そして
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【仁王門:国重要文化財】
昭和24年に重要文化財に指定されました。
正面約6.8m、側面3.6m。一戸三間八脚門単層屋根入母屋造りの茅葺です。198段の石段の途中にあり、二体の仁王像が安置されております。

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【鐘楼】

甲府盆地東部を流れる笛吹川支流の重川上流部、青梅往還を大菩薩峠へ向かう登山道沿いに立地するこの雲峰寺、寺伝によれば、もとは真言宗もしくは天台宗寺院で、天平17年(745年)に行基が大石が裂け一夜にして生えた萩木から本尊の十一面観音を彫刻し、開山したと伝えられています。

室町時代には恵林寺住職の絶海中津が観音堂改修の浄財勧募を行っており(『絶海録』)この頃には恵林寺末寺として臨済宗に改修していたものと考えられています。戦国期には甲府(甲府市)が甲斐守護武田氏の本拠となりますが、雲峰寺は甲府の鬼門に位置するため、『甲斐国志』に拠れば武田氏の祈願所となっていたと伝えられています。

そしてこの観音様の顔が浅田真央に見えるのは僕だけでしょうか・・・
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【本堂:重要文化財】
昭和24年に重要文化財に指定されました。
正面約12m、側面11mの単層入母屋造の檜皮葺の建物で、四面に縁を巡らし全ての柱は円柱を使用。

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【庫裏:重要文化財】
正面10.9m、側面18mの単層屋根切妻造り茅葺きの大建築です。

他にも書院が重要文化財に指定されています、拝観出来ませんでしたので内容だけでご了承ください!!
【書院】
昭和24年に重要文化財に指定されています。
正面14.5m、側面9mの単層寄棟造り茅葺で、周囲に濡れ縁(ぬれえん)を付して正面内部は広い廊下となっており、外周りは明障子(あかりしょうじ:光を通す障子のこと)を立ててあります。
内部は上段の間(床違棚、書院付)他は6室で、柱は面がとられ天上は猿頬天上、室の境は菱格子を立て、落ち着いた雰囲気を持っています。
(※雲峰寺のホームページネットより抜粋)

黒澤明監督の映画【影武者】のロケ地になったことでも有名な寺院です。

天文年間に火災に遭い、紹謹禅師の尽力と甲斐守護武田信虎・晴信(信玄)の支援により復興されたそうです(「雲峰寺文書」)。
永禄元年(1558年)9月25日に晴信は住職芳書記室に武運長久祈願を命じています。
天正10年(1582年)に武田勝頼が一族とともに天目山の戦いで滅亡した時、武田家の家宝である 「日の丸の御旗」 「孫子の旗」 「諏訪神号旗」 などを山伝いに運んだといわれ、寺宝として保存され現在も宝物殿 で見ることができます。

大菩薩嶺に登山に行った際には是非行かれてみて下さい。

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