みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 36 羽黒山月山羽黒山湯殿山神社 3 [寺社仏閣]

前回の続き。
山頂に到着すると、今にも雨が降り出しそうな天気でした。ここが今回の最大の目的地のひとつ。
日本三大修験道のひとつで、北の高野山とも呼ばれる【羽黒山三社神社】の境内。

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参道の石段の尽きるところ朱の鳥居が出てきます。
もと江戸講中より寄進された青銅の鳥居があったそうなのですが、戦争で供出された跡に庄内の生徒や学童の寄付によって建立されたものだそうです。

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表参道石段の終点鳥居と本殿の間の厳島神社と並ぶ社殿。
出羽三山神社御開祖・蜂子皇子を祀っているそうです。

で、いよいよ三山合祭殿です。

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【国重要文化財:三山合祭殿】
社殿は合祭殿造りと称すべき羽黒派古修験道独自のもので、高さ28m(9丈3尺)桁行24.2m(13間2尺)梁間17m(9間2尺4寸)で主に杉材を使用し、内部は総朱塗りで、屋根の厚さ2.1m(7尺)に及ぶ萱葺きの豪壮な建物でした。
現在の合祭殿は文政元年(1818)に完成したもので当時工事に動員された大工は35,138人半を始め木挽・塗師・葺師・石工・彫物師その他の職人合わせて55,416人、手伝人足37,644人、これに要した米976余石、建設費5,275両2歩に達した。この外に多くの特志寄付を始め、山麓郷中の手伝人足56,726人程が動員されたというとんでもない規模で作られた合祭殿です。
建設当時は赤松脂塗であったが、昭和45年~47年にかけ開山1,380年記年奉賛事業の一環として塗替修復工事が行われ、現在に見るような朱塗りの社殿となったそうです。平成12年に重要性が認められ国の重要文化財に指定されました。

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ここで一番ビックリしたのは、この賽銭箱。千社札だらけ!しかもシールタイプも多いようでした。

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兎に角、この中に移りこんでいる人々の大きさでこの社殿の大きさが判るかと思います。本当にでかいです!
次はこの社殿に隣接する社務所からご紹介します。


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