みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 26 毛越寺 1 [寺社仏閣]

毛越寺。
みちのく四大名刹廻廊のひとつで、重要な目的地のひとつ。
もちろん世界文化遺産に登録されています。では、2回に分けてご紹介します。

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毛越寺(もうつうじ)は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗の寺院で、開山は円仁(慈覚大師)と伝えています。現在の本尊は薬師如来、脇侍は日光菩薩・月光菩薩です。
「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の一部として世界遺産に登録されており、境内は国の特別史跡、庭園は特別名勝に指定されています。

いよいよ参門を潜って行きます。

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この殴り書きのような境内案内図が今は無き毛越寺の全貌だったようです。

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僕の携帯ではこのように白くなってしまうのですが、この写真はいつも以上に白いと思ったら

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原因はこれでした(^^)。もうモクモクでした!

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【本堂】
毛越寺一山の根本道場であるこの本堂は、平安様式の建物で、平成元年に建立されました。本尊は薬師如来で、平安時代の作です。本尊の脇士は日光・月光両菩薩、さらにその周りには本尊守護の四天王が安置されています。

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この場所で奉納される舞が国指定の重要無形民俗文化財でもある【毛越寺の延年】
法会のあとに催される歌舞を総称して「延年」といいます。毛越寺には「田楽踊」「路舞(ろまい)」「祝詞(のっと)」「老女」「若女禰宜」「花折」「勅使舞」など10数番が伝承されています。また幕末まで「延年の能」も多数残されていましたが廃仏毀釈等で廃れ、近年そのうちの「留鳥」(とどめどり)が復興されています。

そして、この毛越寺で最も有名なのが

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【大泉が池】
庭園の中心は、四季の美しさを映す大泉が池です。池は東西約180メートル、南北約90メートルあり、作庭当初の姿を伝えています。
池のほぼ中央部に東西約70メートル、南北約30メートル、勾玉状の中島があります。池の周辺や中島にはすべて玉石が敷かれています。
昔は南大門前から中島南まで17間の反橋、金堂側から中島北まで10間の斜橋がかかっていたと古記録に記されています。橋の四隅に据えられた橋挟石や南の反橋の橋杭は残存しています。また直径27センチの大面取の橋杭は二本だけ抜き取られて、宝物館に陳列されています。これは橋の遺構としては、わが国最古のものとされます。

次回はこの大泉が池の周辺を散策します。



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