みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 6 塩竃神社 ~ 志波彦神社(2/3) [寺社仏閣]

前回の続き。

塩竈神社の奥へと進んで行きますが、塩竈神社は僕の歩いて来た参道ともうひとつの参道があります。
僕らが歩いて来た東参道にある門が東神門ですが、表参道から入ってくる所にも大きな門があり、その門が国の重要文化財に指定されています。

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【随身門:国の重要文化財】 三間楼門で、銅板葺き、朱塗りの門でした。
ちなみに楼門とは2階建ての門のことで、1階のみの門造りで仁王様がいるのは仁王門になります。ここ塩竈神社の随身門は神門のうち左右に随身を置いた門にあたります。

その先にあるのがこれまた立派な門です。

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【門及び廻廊:国の重要文化財】
ただの門で表記されていますが、実際には唐門になります。まぁ、寺社仏閣の中でも最も重要な門のひとつですになります。

その先に

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【拝殿:国の重要文化財】 
拝殿は銅板葺き、朱漆塗りでした。この先に左宮拝殿と右宮拝殿があります。したがって、拝殿の上部に「右宮」「左宮」と表記されています。参拝される方はここから入って奥へと進んで行きます。

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門の外にもありました【塩竈桜】と拝殿。
この塩竈桜は花弁が約40片からなる大輪の八重ザクラで、その歴史は非常に古く、堀河天皇の御製に「鹽竃櫻」と見あることから、平安時代には品種として成立していたものと考えられています。
古くから著名なサクラとして昭和15年(1940年)には国の天然記念物に指定されます。その後高齢木のため枯死したため、昭和34年(1959年)に天然記念物の指定が解除されました。
しかし枯死直前に鹽竈神社の庭師である松木操により接木がされ、京都のサクラ研究家である佐野藤右衛門の指導を受けて「塩竈桜保存会」が苗木を育成したそうです。
保存会の努力により育った苗木は、鹽竈神社境内に54本植えられ、このうち31本が昭和62年に再び国の天然記念物として再指定されたのです。

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ここから先が志波彦神社になります。


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