みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 4 大崎八幡宮 [寺社仏閣]

大崎八幡宮。

大崎八幡宮は、宮城県仙台市青葉区八幡にある神社で、旧社格は村社。
社殿は国宝に指定されており、どんと祭の裸参りで知られている神社です。では、北参道からお参りして行きましょう。

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宮城県内最大規模の鳥居だそうです。

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馬道。参道からひとつ脇を通る通路。昔は重い荷物なんかを馬に運ばせていたのでしょう。

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表参道。早朝だった事もあり人も疎らで静寂に包まれていました。

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牡丹桜か八重桜でしょう。絶好の季節でした。
振り返って見えるのが

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【長床:国重要文化財】 1966年6月11日に指定されました。
ではここでちょっと雑学。
長床とはご存知ですか?長床とは神社建築の一つで、本殿の前方にたつ細長い建物の事を言います。
拝殿と明確に区別されていない例もあるのですが、長床は熊野系の神社に多くみられる建築物で、単なる拝殿ではなく修験者や行人ら長床衆に一時の宿泊、参籠の場を提供する場だとされていました。
また山形県庄内地方では部屋に区切られ囲炉裏があり、宮座や氏子の集合場所にあてられていたようです。
膳、椀、鍋釜などの格納設備をもつものが多いのも特徴です。
長床の名称で重要文化財に指定されている建物に、福島県喜多方市の熊野神社長床(鎌倉時代)と、この大崎八幡神社長床(江戸時代)などがあるようです。

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で、この長床の先にあるのが

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【社殿本殿:国宝】 1903年4月15日に国の重要文化財に指定され、1952年11月22日に国宝指定されました。
豊国廟を模したとの伝承があり、桃山建築の優秀な遺構としての指定です。

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裏に回ると僅かに見えるのですが、本殿の奥に続く石の間と拝殿(1棟)も国宝に指定されています。
非常に状態の良い社殿本殿でした。

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