みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 10 松島 五大堂  [寺社仏閣]

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五大堂(ごだいどう)は、宮城県宮城郡松島町の景勝地松島にある仏堂で、同町にある臨済宗妙心寺派の寺院・瑞巌寺の所属になるようです。

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離れ小島に朱色の橋で陸繋ぎになっています。
では進んで行きましょう。

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直ぐに着きます(^^)。徒歩3分。

日本三景の1つである景勝地・松島の景観上重要な建物であり、本州海岸に近い小島に建つお堂。
伝承によれば大同2年(807年)、坂上田村麻呂が奥州遠征の際に、毘沙門堂を建立したのが始まりとされています。
その後、円仁(慈覚大師)が延福寺(瑞巌寺の前身)を創建した際に仏堂を建立し、大聖不動明王を中央に東方降三世明王、西方大威徳明王、南方軍荼利明王、北方金剛夜叉明王の五大明王像を安置したことにより、五大堂と呼ばれるようになったのだとか。

現在の堂は、慶長9年(1604年)、伊達政宗が瑞巌寺の再興に先立って再建したらしいです。
東北地方最古の桃山建築と言われていて、現在、国の重要文化財に指定されています。

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そうやってみると、価値もだいぶ変わってくるのでは?

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兎に角、この人の多さでした。
次に、その瑞巌寺境内に進もうかと思ったのですが、その前に観爛亭とのこと・・・。流れがあるようです。



みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 9 松島遊覧 ( 2/2 ) [旅行]

前回の続き。
日本三景の松島をフェリーで遊覧。

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約45分の船旅です。松島に来て松島という名前の由来が分かりました(^^)
本当に松島ばかりでした。

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この日のメインの目的地に到着です。もう大勢の観光客でごった返していました。

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ここでは、国宝の瑞巌寺とその五大堂、それに観爛亭を見ます。

それはまた次回。



ホテルの選定は難しい。 [旅行]

来月の15日から18日まで帰省を兼ねて南九州旅行をします。
今回は宮崎空港から人吉市内に向かい、その日のうちに霧島温泉郷に向かいます。
翌日は霧島観光をして、夕方宮崎市内に戻りユーミンのライブに参加して実家に帰省する予定。

その時に泊まる霧島温泉郷のホテルの予約が難しいのですよ。
何がって?

昔なら写真なんかで直ぐに決定していたのですが、今は楽天やじゃらん、それにゆこゆこネットなど様々なサイトで口コミが閲覧出来ます。その口コミを読むと、ホテルをキャンセルして新たなホテルに予約を入れる・・・を繰り返してしまう日々。
その時には、ここがベストとか思うのですが、数日過ぎて読むと「スタッフが最悪だった」とか「懐石料理にラップをかけたまま出て来た」とかいうクレームを発見してしまう。
ホテルでスタッフの対応が悪いと気分悪いし、懐石料理にラップがかけられたまま出て来ると・・・興醒めしますよね?
今度泊まろうと思っていたホテルは、ホテル自体は古いのですがリニュアールして綺麗になっているらしいのです。しかし、口コミでは・・・。
その後、予約したホテルは露天風呂までは遠いと。親が高齢で階段で降りる露天風呂は危険かとホテルに訪ねると手すりはあるとのことでしたが、先日の口コミでその露天風呂が故障で使えないと・・・・断念。
仕方なく別のところにすると、そこは口コミもよく施設全体がバリアフリーだそうです。料理もおいしいらしく、部屋もそこそこ広いのだとか。

半日は霧島観光に費やしたいと思っているので、どうしても霧島でホテルを取りたいと思っているのですよ。
しかし、そんなに出費はしたくないのも正直な話。
自分の分だけならそんなに気にしないのですが、安月給で両親と親父の妹の分も出すとなると、なるべくリーズナブルに抑えたいかなぁと。

ってか、僕はホテルの選定が本当に下手なんです。
伊豆のちょんまげの宿で騙され、草津のナウリゾートで裏切られ、他にも色々と。
だから旅行の際には、僕以外がチョイスしています。
しかし今回はネットなんて無頓着なお年寄りを3人連れての旅行なんでね。良い思い出にしてあげたいしなぁと日々自分と格闘中。
さぁて、何処のホテルにしようかなぁ・・・。皆さん何処か良いホテルや旅館は知りませんか(^^)




みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 8 松島遊覧 ( 1/2 ) [旅行]

塩竈神社から向かったのは程近くにあるフェリー乗り場。

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話によると目的地の松島はかなりの渋滞らしく、それを回避する為にフェリーで行って電車で戻るルートを選択。

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いざ出向。

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マジで楽しかった。

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相当数の島々があるようです。流石日本三景に撰ばれただけの事はあります。

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どの島にもエピソードがあるようなのですが、それはまた別の機会にでも(^^)

まだまだ続きます。

みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 7 塩竃神社 ~ 志波彦神社(3/3) [寺社仏閣]

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塩竈神社に隣接する神社が

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志波彦神社はもと宮城郡岩切村(仙台市岩切)の冠川の畔に鎮座され、「延喜式」に収められている陸奥国百社の名神大社として、朝廷の尊信殊の外厚いものがあったそうです。
明治4年5月国幣中社に列格され、明治7年12月24日に鹽竈神社の別宮本殿に遷祀されましいた。
さらに昭和7年当時の内閣に陳情請願し国費を以て御造営することとなり、昭和9年現在地に工事を起し、明治・大正・昭和三代に亘る神社建設の粋を集めて竣工し、昭和13年9月御遷座申し上げました。
本殿・拝殿何れも朱黒の極彩色漆塗りで、昭和38年塩竈市の文化財に指定されたそうです。

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ここも厳かな感じでした。

そこよりちょいと歩いた場所にあるのが

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社務所になります。この日は花道や茶道の発表会らしきものが色々な場所で行われていました。

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枝垂桜も満開でお花見姿も(^^)


ここから次は、日本三景【松島】に向かいます。



みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 6 塩竃神社 ~ 志波彦神社(2/3) [寺社仏閣]

前回の続き。

塩竈神社の奥へと進んで行きますが、塩竈神社は僕の歩いて来た参道ともうひとつの参道があります。
僕らが歩いて来た東参道にある門が東神門ですが、表参道から入ってくる所にも大きな門があり、その門が国の重要文化財に指定されています。

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【随身門:国の重要文化財】 三間楼門で、銅板葺き、朱塗りの門でした。
ちなみに楼門とは2階建ての門のことで、1階のみの門造りで仁王様がいるのは仁王門になります。ここ塩竈神社の随身門は神門のうち左右に随身を置いた門にあたります。

その先にあるのがこれまた立派な門です。

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【門及び廻廊:国の重要文化財】
ただの門で表記されていますが、実際には唐門になります。まぁ、寺社仏閣の中でも最も重要な門のひとつですになります。

その先に

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【拝殿:国の重要文化財】 
拝殿は銅板葺き、朱漆塗りでした。この先に左宮拝殿と右宮拝殿があります。したがって、拝殿の上部に「右宮」「左宮」と表記されています。参拝される方はここから入って奥へと進んで行きます。

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門の外にもありました【塩竈桜】と拝殿。
この塩竈桜は花弁が約40片からなる大輪の八重ザクラで、その歴史は非常に古く、堀河天皇の御製に「鹽竃櫻」と見あることから、平安時代には品種として成立していたものと考えられています。
古くから著名なサクラとして昭和15年(1940年)には国の天然記念物に指定されます。その後高齢木のため枯死したため、昭和34年(1959年)に天然記念物の指定が解除されました。
しかし枯死直前に鹽竈神社の庭師である松木操により接木がされ、京都のサクラ研究家である佐野藤右衛門の指導を受けて「塩竈桜保存会」が苗木を育成したそうです。
保存会の努力により育った苗木は、鹽竈神社境内に54本植えられ、このうち31本が昭和62年に再び国の天然記念物として再指定されたのです。

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ここから先が志波彦神社になります。


みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 5 塩竃神社 ~ 志波彦神社(1/3) [寺社仏閣]

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志波彦神社と鹽竈神社は、宮城県塩竈市にある神社(二社が同一境内に鎮座)です。
志波彦神社は式内社(名神大社)。鹽竈神社は式外社、陸奥国一宮。両社合わせて旧社格は国幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。神紋は「塩竈桜」。
鹽竈神社は、全国にある鹽竈(鹽竃・塩竈・塩竃・塩釜・塩釡)神社の総本社だそうです。ここに来るまで塩竈神社なる名前も知りませんでした。

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五重石塔龍だそうです、立派な塔でした。その先、ちょいと歩くと最初に出てくる建築物が

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神馬舎、神龍舎。

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鳥居を抜けて更に進みます。

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広い参道を進むと見えてきます

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手水舎。

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東神門。

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ここから先が塩竈神社境内になります。

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こちらの桜が天然記念物の【塩竈桜】

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撫で牛も奉納されていました。いよいよここから先、境内の奥へと進んで行きます。





みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 4 大崎八幡宮 [寺社仏閣]

大崎八幡宮。

大崎八幡宮は、宮城県仙台市青葉区八幡にある神社で、旧社格は村社。
社殿は国宝に指定されており、どんと祭の裸参りで知られている神社です。では、北参道からお参りして行きましょう。

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宮城県内最大規模の鳥居だそうです。

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馬道。参道からひとつ脇を通る通路。昔は重い荷物なんかを馬に運ばせていたのでしょう。

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表参道。早朝だった事もあり人も疎らで静寂に包まれていました。

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牡丹桜か八重桜でしょう。絶好の季節でした。
振り返って見えるのが

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【長床:国重要文化財】 1966年6月11日に指定されました。
ではここでちょっと雑学。
長床とはご存知ですか?長床とは神社建築の一つで、本殿の前方にたつ細長い建物の事を言います。
拝殿と明確に区別されていない例もあるのですが、長床は熊野系の神社に多くみられる建築物で、単なる拝殿ではなく修験者や行人ら長床衆に一時の宿泊、参籠の場を提供する場だとされていました。
また山形県庄内地方では部屋に区切られ囲炉裏があり、宮座や氏子の集合場所にあてられていたようです。
膳、椀、鍋釜などの格納設備をもつものが多いのも特徴です。
長床の名称で重要文化財に指定されている建物に、福島県喜多方市の熊野神社長床(鎌倉時代)と、この大崎八幡神社長床(江戸時代)などがあるようです。

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で、この長床の先にあるのが

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【社殿本殿:国宝】 1903年4月15日に国の重要文化財に指定され、1952年11月22日に国宝指定されました。
豊国廟を模したとの伝承があり、桃山建築の優秀な遺構としての指定です。

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裏に回ると僅かに見えるのですが、本殿の奥に続く石の間と拝殿(1棟)も国宝に指定されています。
非常に状態の良い社殿本殿でした。

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みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 3 瑞鳳寺 [寺社仏閣]

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瑞鳳寺(ずいほうじ)は、宮城県仙台市の経ケ峯にある臨済宗妙心寺派の仏教寺院で、山号は正宗山。
開山は清岳、開基は伊達忠宗、本尊は平泉の毛越寺より遷した釈迦三尊像。

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境内自体はそこまで古い寺院さんではないのですが、雰囲気は良かったですよ。新緑でここまで雰囲気が良いので紅葉シーズンは素晴らしいと思います。

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鐘楼。

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本堂。
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江戸時代初期の寛永14年に仙台藩2代藩主・伊達忠宗によって、藩祖・伊達政宗廟「瑞鳳殿」が造営された際に香華院として創建された寺院です。仙台藩から一門格の寺格を与えられ、経ケ峯に多くの末寺を持っていたらしいのですが、明治維新期の廃仏毀釈の風潮や廃藩置県による藩の後ろ盾の喪失によりことごとく廃寺となっていきました。1926年(大正15年)には復興されたが、現在は財団法人瑞鳳殿の管轄外となっているそうです。
境内には、高尾門や鐘楼、伊達忠宗寄進の梵鐘などのほか、殉死した家臣や、戊辰戦争および西南戦争での戦死者らの墓がある由緒ある寺院さんです。

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次回は、この寺院から10分くらいの所にある大崎八幡宮をご紹介します。



もうビックリ!  [ひとり言]

こんな落とし穴があったなんて・・・。
まさかとは思ったのですが、ブログの写真upに制限があるなんて知りませんでした。

まぁ仕方が無い。
気分一新に頑張っていきます。長い長いお付き合いになると思いますが、よろしくお願い致します。

次回は瑞鳳殿に隣接する寺院のご紹介から始めます。



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