【初秋諏訪大社巡り】 上社前宮 [寺社仏閣]

下社から一気に茅野市に向かいました。茅野市に鎮座するのが上社前宮です。

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前宮は、本宮の南東約2kmの地に鎮座する。諏訪の祭祀の発祥地とされる。境内には水眼(すいが)川が流れる。

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【十間廊】

当地には上社大祝の始祖とされる諏訪有員が初めて大祝に就いて以来、大祝の居館が設けられていました。
大祝は神体と同視(= 現人神)されていたことから、その居館は「神殿(ごうどの)」と尊称され、周辺は「神原(ごうばら)」と呼ばれたようです。
当地では代々の大祝職位式のほか多くの祭事が行われ、摂末社も多く置かれた。大祝は祭政両権を有したことから、当地は諏訪地方の政治の中心地であったと推測されます。

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のち諏訪氏は兵馬の惣領家と祭祀の大祝家とに分かれ、政治の中心地は惣領家の居城である上原城に移った。そして大祝の屋敷もまた慶長6年(1601年)に移転したが、祭事は引き続いて当地にて行われていたそうです。

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【拝所(奥に本殿)】
江戸時代までは「前宮社」として上社境外摂社筆頭の社格[22]を有して鎮座していたが、明治以降上社の前宮と定められた。上社の祭政一致時代の姿を色濃く残していることから、現在境内は「諏訪大社上社前宮神殿跡」として長野県の史跡に指定されています。

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この神社があの御柱祭りの発祥の地なんです。

次回は、ここからほど近くにある上社本宮に向かいます。

(※ちなみにこの諏訪に存在する諏訪大社は下社秋宮、下社春宮、上社前宮、上社本宮と分かれていますが、格式に差は存在しません)




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