夏の京都 2 東福寺 境内 [寺社仏閣]

東本願寺から自転車で・・・・結構かかりました。
東福寺。
DSC_0059.jpg
DSC_0054.jpg
【偃月橋から見る通天橋】

東福寺は、京都市東山区本町十五丁目にある臨済宗東福寺派大本山の寺院で、山号を慧日山(えにちさん)。
本尊は釈迦如来、開基(創立者)は九条道家、開山(初代住職)は円爾です。
京都五山の第四位の禅寺として中世、近世を通じて栄えました。
明治の廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、今なお25か寺の塔頭(山内寺院)を有する大寺院です。
では、この見所満載の東福寺を詳しくご紹介して行きましょう。

DSC_0068.jpg
【禅堂:国重要文化財】
まずはこの禅堂。
貞和3年(1347年)に再建された豪壮な姿に往時の隆盛がしのばれる単層・裳階(もこし)付切妻造の建物で、中世期より現存する最大最古の禅堂なのです。
一発目がこの禅堂なのですから、この先が楽しみです。
DSC_0071.jpg
DSC_0074.jpg
【山門:国宝】
応永32年(1425年)に足利義持が再建し、現存する禅寺の三門としては日本最古のものです。
上層に釈迦如来と十六羅漢を安置する折衷様の五間三戸二重門です。
(※「五間三戸」とは正面の柱間が5つ、うち中央3間が通路になっているという意味、「二重門」は2階建ての門だが、「楼門」と違い、1階と2階の境目にも軒の出を作るものを言います)。
DSC_0079.jpg
ちなみにこの山門には13世紀に秀吉が付け加えた柱が4箇所あります。山門の屋根の四隅が下がらないようにと配慮した柱で通称【太閤柱】と呼ばれています。
行った際には見つけてみて下さい。日本全国の文化財の保護も率先して行った秀吉なのでした。

DSC_0080.jpg
DSC_0087.jpg
【本堂(仏殿兼法堂)】
明治14年(1881年)に仏殿と法堂が焼け落ちた後、大正6年(1917年)から再建工事にかかり昭和9年(1934年)に完成したそうです。
入母屋造、裳階付き。高さ25.5メートル、間口41.4メートルという大規模な堂で、昭和期の木造建築としては最大級のものです。
天井の竜の絵は堂本印象筆である。本尊釈迦三尊像(中尊は立像、脇侍は阿難と迦葉)は、明治14年の火災後に万寿寺から移されたもので、鎌倉時代の作です。

DSC_0088.jpg
【経蔵】

この経蔵の先にあるのが通天橋になりますが、通天橋は次回ご紹介します。








nice!(11)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 11

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。