みちのく四大名刹廻廊と出羽三山を巡る旅。 16 世界文化遺産 中尊寺 1 [寺社仏閣]

2日目は今回の旅の5大目的地のひとつ。中尊寺から拝観します。

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中尊寺(ちゅうそんじ)は、岩手県西磐井郡平泉町にある天台宗東北大本山の寺院で、奥州三十三観音番外札所でもあります。
山号は関山(かんざん)、本尊は阿弥陀如来。寺伝では円仁の開山とされる。実質的な開基は藤原清衡。
奥州藤原氏三代ゆかりの寺として著名であり、平安時代の美術、工芸、建築の粋を集めた金色堂を始め、多くの文化財を所有している寺院さんです。

「平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群―」の一つとして世界遺産に登録されており、「中尊寺境内」として国の特別史跡に指定されてもいます。

いよいよ境内の中へ。

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寺伝によると、嘉祥3年 (850年)、円仁 (慈覚大師) が関山弘台寿院を開創したのが始まりとされ、その後貞観元年 (859年) に清和天皇から「中尊寺」の額を賜ったそうです。
しかし、円仁開山のことは、確かな史料や発掘調査の結果からは裏付けられず、実質的には12世紀初頭、奥州藤原氏の初代・藤原清衡が釈迦如来と多宝如来を安置する「多宝寺」を建立したのが、中尊寺の創建と見られています。

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最初に出てくるお堂が

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弁慶堂。
「この堂は通称弁慶堂という文政9年(1826)の再建である。藤原時代五方鎮守のため火伏の神として本尊勝軍地蔵菩薩を祀り愛宕宮と称した傍らに義経公と弁慶の木像を安置す。弁慶像は文治5年(1189)4月高館落城と共に主君のため最期まで奮戦し衣川中の瀬に立往生悲憤の姿なり更に宝物を陳列国宝の磬及安宅の関勧進帳に義経主従が背負った笈がある代表的鎌倉彫である。」

正直な意見としてお堂の中は・・・な感じ。お堂の中にペットボトルはちょと場違いでしょう。
まぁ、そこから少し歩いて参道が分岐しますが、その右方向には

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八重桜が満開で、その先には素晴らしい景観が(^^)

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今回も出て来ました、この看板。これを見つけるとウキウキします。分岐していた参道が再びひとつになり更に進むと、地蔵堂を過ぎ次に見えてくるお堂が

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薬師堂。
「この薬師堂は藤原清衡公が中尊寺境内に堂塔40余字建立の一字であった。その旧跡は現在の所ではなく、他に建立されたのであったが明暦3年(1657)に現在地に建立された。堂内には慈覚大師作と伝えられる薬師如来が安置され脇仏として日光菩薩、月光菩薩が安置されております。また薬師如来の分身または化身とも言われる十二神将が併置されているのは中尊寺山内の薬師堂としては当座しかありません。・・・(中略)この薬師信仰は東北地方に平安の昔から中尊寺を中心にさかんに行われました。特に眼病の人々には盲僧信仰として広く信仰されたのがこの薬師如来であり、この御堂であった。またこの御堂には子安地蔵が安置されている。その由来は出産や育児のための信仰で、神道では木花咲耶媛を祭神としている神仏習合で、子安観音が祀られている。」

次回は、本堂から日本の国宝建造物第1号に選ばれた金色堂へと進んで行きます。


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